アニメひとつ見るたびやってくる喪失感が怖い。
アニメを一作品見るたび、喪失感に襲われる。
プライムビデオ視聴期限間近で感性を揺さぶられる作品に出会うと、何度も見られる限りリピートしようとしてしまう。
君だよプラスティック・メモリーズ。
当然ながら、リピートした回数だけ涙腺を破壊されたり、何故この作品は永遠に続いてくれないんだろうとか思ったりもする。
永遠に続いたっていいことがあるわけじゃないのにね。
なぜ辛くなるのにまた見てるんだろう。
その辛さが心地いいとか言えるほど俺はMではない。
儚さに惹かれるからとか言えばそれっぽいけど、それは綺麗に言ってるだけだ。
全部が全部じゃないけど、きっと作品の中にある点々とした喜びに病みつきになってしまって、そこを味わいたいだけがために再生ボタンをまた押してしまうのだろう。
感動はそう簡単に、短期間に何度もできるほど安いもんではないとは思う。
でも現実にこうして心を揺り動かされる日々を送っていると、人の感動のシステムも簡単じゃないなとか思ったりもする。
だから見るたび、こうしてまた心を揺さぶってくれてありがとうと。
そう思えるようになった。